8Feb

パソコンが正常に動いている場合は、電源を入れるとハードディスク内の起動プログラムが、Windows を立ち上げます。
しかし、ハードディスク内の起動プログラムが見つからない場合は、「DISK BOOT FAILURE INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER」のエラーメッセージが出てパソコンは立ち上がれません。
その場合、ハードディスクの故障や起動ディスクが不明な場合に発生します。パソコンが立ち上がらなかった場合は、次のような原因が考えられます。
あとで後悔する前に知っておきたい!
ハードディスクの物理的障害
ハードディスクは、もともとモーターやヘッドアクチュエーターなど駆動部分の多い、精密機械ですから、必ず寿命が来るものです。消耗品と思わなければなりません。使用頻度にもよりますが、一般的には3~5年と言われています.寿命でない1、2年の場合でも、モーターの故障とか、読み取りヘッドの故障などが発生するケースが良くあります。
ハードディスクの論理的障害
操作を間違って正しい終了の方法をしなかった時や、停電や落雷などの原因でハードディスク内のパーテーションやMBR,GPTが壊れたり、また、ウィルス感染によるものが考えられます。
BIOSの設定内容の変化
停電など何らかの要因で、BIOSの一部が変わることがあります。マザーボードの故障です。
これらの状況に対する対処方法ですが、
1項の場合は、ハードディスクの修理専門業者に依頼するほかはありません。ハードディスク内に、重要なデータがある場合は、データ復旧をした上でパソコンやNASを修理し交換を行なってください。破棄や売却という方法もあります。
2項の場合は、もう一つの正常なパソコンを、外付けのハードディスクとして接続し、壊れたパソコンの起動用プログラムに上書きする事によって元に戻るケースがあります。
3項の場合は、パソコン購入時の取扱説明書に修復方法が記述してあります。若しも取扱説明書が無い場合は、パソコンメーカーのサービスセンタに連絡して指示に従ってください。
近頃、パソコンもブラックボックスの部分が多く、それを良い事にして街にあるパソコンの修理屋の中には、紳士的でない所も色々あるようです。おおよそ悪徳業者には共通点があります。
- 「電話で問い合わせをしただけなのに、申し込みを焦らされた」
- 「電話での見積もり費用と、実際の見積もり費用が大きく違いすぎ」
- 「そもそも見積もり費用が口頭のみで書面で提出されない」
- 「見積もり有効期限が当日から3日以内と極端に短い」
- 「データ復旧に成功してもしなくても費用が10万円以上かかると言われた」
パソコンが故障した時は、インターネットで調べて、それでも分からない時は、メーカーに問い合わせるか、信頼のおける修理屋さんに相談することをお勧めします。