22Mar

スキャンディスクとは、ハードディスクに正しくデータが書き込まれているかをチェックする機能と、破損したユーザープロファイルがある場合はこれを修復する機能があり、これらを実行する事です。
例えば、FAT(ファイルアロケーションテーブル)と、或るデータの存在位置が一致しているかをチェックして、若し違っていればこれを修復します。
しかし、アクセスが困難なデータに関してはこれを修復したり、復元したりすることは出来ません。
スキャンディスクのトラブルについてはこちらの記事を参照ください
スキャンディスクはHDDが正常のときは良いのですが、3、4年ほど経過すると劣化し始めます。そのような状態でスキャンディスクを実行すると色々なトラブルが発生します。
あとで後悔する前に知っておきたい!
- ウィンドウズが起動できなくなる(OSのシステムファイルエラー)
- データが消失する(削除していないのにデータが消えた)
- フォルダは見えているのにアクセスできない
- フォルダは開けたけど、保存してあったファイルにアクセスできない
- データの読み取りに異常に時間がかかる
- データを保存しようとするとエラーになる
スキャンディスクをする前に
ハードディスクは、非常に精密な機器で、しかも使用時には高速回転をしていますので、衝撃や温度変化によってデータの読み書きの誤りは起こり得ます。
ですから、スキャンディスクをして検査する必要が生じる訳です。
スキャンディスクを行なう時の要注意事項は、若し、修正できなかったデータが、スキャンディスクによって消えて無くなる可能性があると言うことです。
なのでスキャンディスクを実行する前にすべてのデータを別のドライブに複製しておいてください。外付けHDDなどを事前に購入し準備しておく必要があります。
また、検査中はコンピュータに他の仕事をさせると、動作が不安定になる恐れがありますので、他のプログラムを走らせないようにすることが望ましい条件です。
スキャンディスクで見つける不具合
スキャンディスクで見つける不具合事項は、次のようなものです。
*破損ファイル
この場合は、破損ファイルを削除してかまいません。
*クロス・リンク・ファイルの異常
一応コピーを取って削除した方が安全です。
しかし、「これはすでに削除されているファイルで、消しても問題ありません」、
とのコメントが出た場合は、削除して結構です。
*ファイル管理の異常
FATやNTFS などのファイル管理に異常がある場合ですが、
この時は、準備してある正常なものに自動的に換装されます。
*不良クラスタ
滅多に発生するものではありませんが、この現象が出る時は被害が深刻です。
この場合は、ディスク内のすべてのクラスタをチェックして、不良クラスタにはスキップセクタのマーキングをします。
これによってディスクの読み書き時のハングアップは防げます。
しかし、不良クラスタの発生するディスクは、寿命が近いおそれがありますので、バックアップを取って、交換を考えるべきです。
なお、スキャンディスクを実行中にエラーが確認できても、修正は後で行なうことが重要です。
スキャンディスク中は、コンピュータは大変BUSY状態になるため、専念させるのが最も安全です。